私たちの考える健康
WHO(世界保健機関)では、『健康』とは「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、単に病気や虚弱でないことではない」と定義してます。
私たちは、健康の三要素である「食事」「運動」「休養」に加えて「身体に良い菌の摂取」が『健康』の側面を支える重要な基盤と考えています。
そして、これらの実践をつうじて経営理念である「人々の健康と美につながる価値を提供し ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献しよう」を実現してまいります。
健康経営宣言
千葉県ヤクルトは心身ともに健康な従事者がイキイキと働ける会社づくりを目指します
「健康経営戦略マップ」と「実現するための2026年度の取り組み計画」
~地域のお客さまの健康と美を目指した次のステージへ~
代表取締役社長 赤田 玄朗
千葉県ヤクルトは、2019年度の秋から健康経営に取り組んでいます。
2022年度からは4年連続で「健康経営優良法人」の中でも「ホワイト500」の冠を頂くことができました。
健康経営を推進するにあたっては以下の3点を重要なポイントとしています。
1.経営理念を目指す考え方
当社経営理念は「人々の健康と美につながる価値を提供しありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献します」です。
「一人でも多くの人に健康になっていただきたい。病気になってから治療するのではなく、病気にかからないように予防することが重要である」というヤクルト創業以来の考え方のもと、健康の維持・増進に役立てていただくことを目指して事業を展開しています。商品やサービスの提供をとおして地域の人々に、健康になっていただき、きれいになっていただき幸せになっていただくことが私たちの仕事です。
経営理念を実現しお客さまに支持されつづけるためには、まずは幸せで心身ともに健康な従事者が生き生き活躍できる会社でなくてはならないと考えています。
2.当社の考える健康経営の在り方
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
私たちの仕事は、単に健康と美につながる商品(モノ)を販売するだけではなく、商品の価値(コト)をお伝えする前提として、親しみがあり思いやりのあるコミュニケーションにより地域のお客さまの精神的健康にお役立ちすることが必要であります。さらには健康社会を支えるプラットフォーマーを目指して事業を推進しています。
3.健康社会を支えるプラットフォーマーを担う従事者の健康
活動の担い手となる当社従事者は心身ともに健康・幸せで、イキイキやる気に満ち溢れていなければならないと考えています。そのためには、健康経営を第一と考えています。
従事者が当社で働く幸せを感じるためには 「お客さまからありがとうと感謝される」「同僚や会社から承認され支援される」「チャレンジ精神をもって取り組める」「小さいことにクヨクヨせず自分らしく取り組んでいる」「健康で充実している」ことが重要であると考えています。
健康経営優良法人2025(大規模法人部門(ホワイト500))に
4年連続認定されました
「優良法人(銀の認定)」を取得しました
千葉県ヤクルトの健康経営を動画でまとめました
全体的な考え方
健康経営の体制
経営トップ(社長)が最高責任者となり、管理本部長および総務部担当役員がそれぞれ推進の責任者となっています。
実務担当部署としては、管理本部内に専任部署を設置しています。
外部機関(ヤクルト健康保険組合、外部EAP、産業医など)や社内各部門との連携を通じて健康施策を実施し、経年変化を確認しながら推進しています。
衛生委員会連絡会は、当社独自の組織です。人事課・総務課も参加のうえ、5支社それぞれで実施している衛生委員会の内容や各支社での課題などを共有し、全社で解決に努めています。
(2025年9月現在)
2024年度からは、さらに「千葉県ヤクルトマネジメントシステム(中期計画の推進のためにISO活動を自社版に改良したもの)」の中に、部門を横断してその下支えに取り組む専門チームが5つ発足しました。
そのチームのひとつとして「健康経営チーム」ができ、社員のヘルスリテラシー向上を目的として活動しています。
(2025年9月現在)
やってきたこと、効果
主な健康施策と進捗
| 項目 | 目的 | 内容 | 対象者 |
|---|
| 健康研修会 | ヘルスリテラシー向上 | 年4回外部講師を招いて就業時間内に健康や疾病に関する講話を聞く | 全社員 |
| メンタルヘルス対策 | 心の健康の維持 不調者の早期発見および対応 | 外部EAPとの連携により、以下の活動を実施 ・ラインケア研修 ・セルフケア研修 ・第三者による相談窓口 ・メール相談 ・不調者対応 など | 全社員 |
ラジオ体操・ ヤクルトストレッチ | 就業時間内の運動機会の醸成 | 時間を決めて定期的に身体を動かす (ラジオ体操は週1回、ヤクルトストレッチは毎日) | 全社員 (内勤社員中心) |
ウォーキングアプリ 「あるこっと」 | 運動機会の醸成 コミュニケーション促進 | ただ歩数をカウントするだけでなく、「中強度運動」を計測することで長期的な疾病予防にチームで取り組む | 全社員 |
永年勤続対象者 人間ドック受診促進 | 自覚症状のない病気や疾病リスクの早期発見・早期治療につなげる | 人間ドックの受診促進 (提携病院では特別プランの実施) | 永年勤続対象者 (20年以上5年ごと) |
女性特有健康課題 の共有 | 男女共に女性の健康課題を理解し、働きやすい職場の醸成 | 動画視聴 | 全社員 |
| 特定保健指導 | ヘルスリテラシー向上 疾病の早期発見・早期対処 | ヤクルト健保より派遣された保健師の指導 | 40歳以上の特定保健指導対象者 |
| 健康経営アンケート | 意識変化調査、進捗確認 | 健康経営の取り組みについての意識変化を経年で確認し、意見などを広く聞く機会 | 全社員 |
| 健康コーナー | 日々の血圧測定 健康情報提供 | 各支社に健康情報と共に血圧計を設置し、気軽に血圧を測れる環境づくり | 全社員 |
| 交通事故対策 | 事故の予防 | 事故が起こった場合の迅速な社内連携システムの構築及び自己分析に基づく講習会の実施 | 主に車両を使用する社員およびヤクルトレディ |
ヤクルトレディ の健康診断 | 最大の取引先であるヤクルトレディの体調管理・疾病の早期発見・早期治療につなげる | 社員と一緒に年1回健康診断を受診する | ヤクルトレディ、コスメティックヤクルトレディ、専任エステティシャン |
各施策の取り組み状況
<労働生産性についての補足説明>
・「プレゼンティーズム」の測定人数/回答率平均は、2024年度249人/46.2%
・「ワークエンゲイジメント」の測定人数/回答率は、2024年度586人/100%
取引先他社や地域への健康経営への取り組み
取引先や他社の健康支援
健康経営優良法人「ホワイト500」に認定されている株式会社千葉マツダさまに来社いただき、健康経営の効果的な推進に向けて双方のノウハウを提供しあいました。
戦略マップの作成、健康課題に応じた効果的な施策内容、施策の効果検証方法などについて具体的な事例を交えながら意見交換を行いました。
今後も社員の幸せと企業の持続的成長を目指し、今後も互いに健康経営を継続的に取り組んでいくことで一致しました。
当社最大の取引先であるヤクルトレディの皆さんに健康に生き生きと働き続けて頂くために、健康診断を実施しています。
地域のお客さまへ「健康教室」「出前授業」の取り組み
千葉県庁とも連携し、幼稚園・保育園、学校、高齢者施設などを対象として「おなか元気教室」などの「出前授業」や「健康教室」など、地域の皆さまへ「おなかの健康の大切さ」についてお伝えしています。
<千葉県いきいきシニア食育プログラム(ポスター)>
「オフィスでヤクルト」「シニア腸活」への取り組み
オフィスで働く人や高齢者施設の入居者へ、「おなかの健康の大切さ」を伝えると共に、ヤクルト商品を通じた健康増進に向けた取り組みを行っています。
パートナーシップ構築宣言に登録
「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆さまとの連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを、「発注者」側の立場から企業の代表者の名前で宣言するものです。(パートナーシップ構築宣言ポータルサイトより引用)
千葉県「“社員いきいき!元気な会社”宣言企業」に登録
仕事と生活の両立支援や誰もが働きやすい職場環境づくりに取り組む会社として、千葉県に登録しています。
その他の取り組みについて