健康経営優良法人2022(大規模法人部門(ホワイト500))に認定されました
「健康優良企業(銀の認定)」を取得しました
健康経営宣言
千葉県ヤクルトは心身ともに健康な従事者がイキイキ働ける会社づくりを目指します
●検診を100%受診します
●検診結果の活用をします
●健康づくり環境を整えます
●「食」に取組みます
●「運動」に取組みます
●「禁煙」に取組みます
●「心の健康」に取組みます
千葉県ヤクルトの経営理念「人々の健康と美につながる価値を提供し、ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献します」を実現するためには、当社が提供する乳製品、飲料、食品、化粧品を継続的にご利用いただき、健康になっていただき、きれいになっていただき、お客さまに喜んでいただくことが、全従事者のミッションです。
お客さまによろこびを提供する従事者は、心身ともに健康であることが前提です。
そのためには、事業活動の更なる発展とともに社内での健康教育研修や社内施策を充実させ、千葉県ヤクルトで働くことの「誇り」と「やりがい」の向上、そして「従事者の幸せ」を目指してまいります。
健康経営の体制
当社では、健康経営推進担当者を設置しています。
「衛生委員会」の他に「衛生管理者連絡会」「みんなの健康応援隊」などの組織を発足し、連携していくことで従事者に浸透するよう努めています。
お客さまの笑顔と従事者の幸せを
取締役執行役員(管理部担当役員) 山田 雅昭
当社では2019年度の秋より健康経営に取り組んできました。
初年度は、まず次年度認定に向けての助走という意味でチャレンジしたのですが、当初は認定必要要件と当社の現状の間には大きな隔たりがありました。
特に記憶に残っているのは、「健康診断100%受診」という項目です。現在これは当社では当たり前のことですが、当時は「あ、これは難しいな!」と思いました。
短期間とはいえ認定を目指し、申請期限までやれることはすべて行いましたが、事前の準備不足はどうにもならず、残念な結果となりました。予測していたとはいえ、認定されなかったことはとても悔しかったですね。「もっとできたのではないか。」と自問自答していたことを思い出します。
そして、この悔しい結果が「次年度こそ健康経営優良法人を取得する!」という私の大きな目標のひとつとなりました。その達成のために管理部門中心の取り組みから会社全体での取り組みへと移行させるため、会社にとって「健康経営優良法人」を取得することがいかに有益かを社内に浸透させることを徹底しました。
その後、健康診断・ストレスチェック・特定健診・特定保健指導の受診率を100%にし、タイムカードで管理していた勤怠管理にシステムを導入し、就業時間内禁煙に踏み切りました。最初はこの変化に戸惑っていた従事者もおりましたが、自分たちの健康に直結することとして受け入れてくれました。
その成果もあって、2020年度からはおかげさまで「健康経営優良法人」を取得することができたと思っています。
昨年度から今年度にかけてはコロナ禍の中、感染症防止等の対応に追われている毎日です。従事者は、お客さまと自身の健康を守るため、基本的な感染防止を徹底しながら日常業務を日々行っております。
その中で、毎年春に社員を対象に実施している「健康経営アンケート」では、従事者同士の会話で「健康法」や「健康診断」などについての話題があがるようになってきたとの声があり、とても嬉しく感じました。数字では表せない部分でも、従事者の健康に対する意識は変わってきていることが分かりました。
また、その他にも新入社員数が2020年度は2名であったところ、2021年度は11人を迎えいれることができており、健康経営に対する社会の期待を感じているところです。
当社の健康経営は、あくまで社員が幸せにイキイキと働けることが目標です。今後も様々な施策を通じて、社員が「誇り」や「やりがい」を感じてもらうためのバックアップをしていきたいと考えています。
★山田取締役の健康のヒケツ★
週末はよく歩きます。愛犬とたくさん遊ぶこと(遊ばれているかも?)も心の健康につながっています。
全体的な考え方
健康経営を目指した「戦略マップ」
当社では、健康経営推進のゴールとして「社員の幸せ」および「ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献する」を設定し、以下の「戦略マップ」に沿って取り組んでいます。
健康経営で解決したい「経営上の課題」とその実施によって「期待する効果」
従事者のパフォーマンスを向上し、生産性を高め、販売力を高め、財務体質の強化を図ります。
*当社企業理念=「人々の健康と美につながる価値を提供し、ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献します」
生産性向上のための指標
従事者の健康状態や生活習慣は労働生産性と密接にかかわっています。
当社では、従事者が健全で働きやすい職場環境の維持向上のために、従事者アンケート等により以下の指標を計測しています。
【アブセンティーズム】*なんらかの病気によって会社を休む状況
傷病を理由とした従業員欠勤日数平均
2021年度2人 → 最終目標 0人
【プレゼンティーズム】*出勤はしているものの体調が優れず、生産性が低下している状況
SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)
病気やけががない時に発揮できる仕事の出来を100%とした場合の過去4週間の自身の仕事を評価
2021年度78% → 最終目標80%
【ワークエンゲージメント】*仕事に対して「熱意」「没頭」「活力」の3つが揃い、充実している状況
ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度(9項目)
仕事に対する「熱意」「没頭」「活力」に関する質問の平均点数
2021年度3.2点 → 最終目標3.5点
やってきたこと、効果
これまでの取り組み
新型コロナ対策には、会社をあげて取り組み! |  |
昨年度より新型コロナ対策には、会社をあげて取り組んでいます。
「体温計やアクリル板の設置、オンライン会議の導入などによる社内環境整備」「BCPの策定」「自分もしくは家族が陽性になった際の会社との連携方法の確立」「ワクチン職域接種」「在宅勤務の導入」など、様々な施策を行いました。
その結果、緊急事態宣言が発出されている期間も、従事者は落ち着いて受け止めマニュアルに沿って対応をすることができました。
特に「ワクチン接種をしていない(持病や体質などで接種ができない)人への誹謗中傷はしない」という赤田社長からの強いメッセージがあり、社内では同僚と自分を労わる雰囲気が醸成されたと感じました。
今後も新型コロナ感染対策は続いていきますが、ルールにのっとってしっかりと取り組んでいきます。
健康企業だからこそ、たばこの害から従事者を守る! |  |
ここ最近では、禁煙に対する社員の意識変化が顕著です。
はじめは30%近くの喫煙者がいた当社ですが、まずは「年1回の禁煙デー」を設けることから始め、「喫煙所の閉鎖」「敷地内禁煙・就業時間内禁煙」「禁煙DVDの作成による啓蒙」などを、数年かけて進めてきました。
更に、今年はヤクルト健保の協力を得て、「オンライン禁煙外来」にも取り組んでおり、何名かの従事者が自発的に取り組んでくれています。
今では、社内でタバコのにおいがすることは全くありません。また、採用の際の会社説明会にも当社の喫煙についての取り組みを伝えるので、ここ最近新入社員(新卒)の中で喫煙者はおりません。
社内には今でも根強い愛煙家はおりますが、様々な場面での継続的な情報提供により「禁煙してみようかな」と言い始める社員も出てきています。
当社では、引き続き禁煙対策を進めていきます。
従事者の健康意識や行動の変化
<定期健康診断および特定健診・特定保健指導>
社員への呼びかけは会議や社員全員に貸与しているスマートフォンにて行っています。
また、定期健康診断や特定保健指導については就業時間内に受診できるようにしています。
定期健康診断受診率(目標:100%維持継続)
2020年度より100%維持!
定期健診診断後の精密検査受診率(目標:50%)
2019年度35.7%→2020年度48.0%
特定保健指導対象者受診率(目標:100%維持継続)
2020年度より100%維持!(初回面接~評価面接まで受診率は100% *途中服薬開始者は除く)
健康診断の結果指標【生活習慣病で通院しておらず、正常範囲の人の割合】(最終目標20%)
2018年度17.3%→2019年度18.4%
高血圧者のうちコントロールされている人(治療継続者)の割合
2020年度93.0%
<働き方改革>
勤怠管理のシステム化を行いました。
残業時間や有給休暇取得率は毎月社内部門長会議で把握し、長時間労働の是正・有給休暇取得の促進を行っています。
長時間労働の発生状況(目標:法定外労働月40時間越え0人)
法定外労働月45時間越え 2017年度124人→2020年度1人
法定外労働月80時間越え 2017年度4人→2020年度1人
正社員勤続年数(最終目標:20年)
2020年度17.4年
有給休暇取得状況(目標:80%)
有給休暇取得率 2017年度37.1%→2020年度72.0%
傷病による休職者の人数(最終目標:0人)
2021年度2人
<メンタルヘルス総合対策>
ストレスチェック受診率は以前より100%を維持しておりました。
2021年度からは次のステップとして、外部EAP団体と契約を締結し「こころの健康づくり指針」「こころの健康づくり計画」を作成し、社内研修・ストレスチェックの分析・第三者による面談などの各種取り組みを進めています。
ストレスチェック受検率(目標:100%維持継続)
2020年度より100%維持!
<健康知識の向上・実践(ヘルスリテラシー)>
2019年度から、様々な施策や声掛けにより社員の意識が変化してきています。
また、当社では独自に年1回全社員を対象に「健康経営アンケート」を行っております。2021年度のアンケート結果では、「社員同士の会話の中で健康や健康診断などについての話題が増えた」という声が多くみられ、社員の健康意識の向上がみられています。
喫煙率(目標:20%)
2018年度30.9%→2020年度27.6%
運動習慣比率
2017年度24.5%→2020年度24.6%
睡眠により十分な休養が取れている人の割合
2017年度40.8%→2020年度54.9%
当社独自の全社員対象「健康経営アンケート」回答率(目標:80%)
2020年度84.2%→2021年度77.8%
ヤクルト健康保険組合の施策である「ヤクルト健康21」参加率(目標:80%)
2020年度98.6%→2021年度95.3%
全社員対象の健康研修会参加者満足度(目標:80%)
Q.内容は日頃の健康づくりや疾病予防に役立つものでしたか。
2021年5月18日(火)「女性特有疾患」→はい(99%)・いいえ(1%)
2021年9月14日(火)「脂質異常症」→はい(94%)・いいえ(6%)