健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))に認定されました
「健康優良企業(銀の認定)」を取得しました
健康経営宣言
千葉県ヤクルトは心身ともに健康な従事者がイキイキ働ける会社づくりを目指します
●健診を100%受診します
●健診結果の活用をします
●健康づくり環境を整えます
●「食」に取組みます
●「運動」に取組みます
●「禁煙」に取組みます
●「心の健康」に取組みます
千葉県ヤクルトの経営理念「人々の健康と美につながる価値を提供し、ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献します」を実現するためには、当社が提供する乳製品、飲料、食品、化粧品を継続的にご利用いただき、健康になっていただき、きれいになっていただき、お客さまに喜んでいただくことが、全従事者のミッションです。
お客さまによろこびを提供する従事者は、心身ともに健康であることが前提です。
そのためには、事業活動の更なる発展とともに社内での健康教育研修や社内施策を充実させ、千葉県ヤクルトで働くことの「誇り」と「やりがい」の向上、そして「従事者の幸せ」を目指してまいります。
健康経営の体制
当社では、健康経営推進担当者を設置しています。
「衛生委員会」の他に「衛生管理者連絡会」「みんなの健康応援隊」などの組織を発足し、連携していくことで従事者に浸透するよう努めています。
従事者の笑顔を追求する「健康経営」
~10年後もお客さまに支持される会社づくりを目指して~
管理本部長 常務取締役 山田 雅昭
当社では2019年度の秋より健康経営に取り組んでおり、経済産業省の健康経営度調査への挑戦も今年で6回目となります。
おかげさまで2022年度から3年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」に認定されており、その重さを実感しているところです。
さて、以下社内での変化や取り組みをいくつかご紹介いたします。
まず、業績についてですが、2019年10月から発売された「Yakult(ヤクルト)1000」が県内大勢のお客さまに支持して頂いていることも相まって大変好調です。
嬉しいことに新入社員の入社人数も近年増加してきています。
入社面接時には「健康経営」や「ホワイト500」に関して、事前に調べて語ってくれる学生さんも多く、当社の働きやすさに期待をしてくれているようですね。縁あって当社に入社して頂いた新入社員の方々は、次の世代を担う幹部候補として大切に育てていきたいと考えています。
社員の働く環境づくりについては、今年度は「育児・介護に関する研修」を行いました。家庭と仕事を両立していくためには、育児や介護に関する問題は避けて通れることはできません。社員一人ひとりがそのような場面に直面した際、休暇等が取得しやすいように社内規定の整備を推進しています。
併せて、労働安全衛生の分野も近年力を入れています。
当社は、業務上バイクを約1,600台、車両は約500台所有しておりますので、当然常に事故のリスクと隣合わせです。事故を起こしてしまうことは、当事者のその後の人生を大きく変えてしまうことがあることは言うまでもありません。
そのために、当社では事故の再発を予防するため、過去の経験を分析し事故ゼロを目指して各部門へ広く情報提供を行うなど、様々な取り組みを行っています。
最後に楽しい話題です。県内のマラソン大会への社員参加が再開されています。
12月に実施される「いすみ健康マラソン」には、毎年30名近くの社員がエントリーし、社長も一緒に同じTシャツを着ていすみの町を疾走します。
沿道から「ヤクルトさん、がんばれー!」という声もかかることも多く、参加者は毎年楽しみにしているようですね。社員同士のコミュニケーションの場としても、今後も応援していきたいと思います。
当社の健康経営は、スタートした当初から「社員が幸せにイキイキと働けること」が目標です。
課題もありますが、社員自身が千葉県ヤクルトに勤める「誇り」や「やりがい」を感じてもらうため、今後も継続していきたいと考えています。
★山田常務の健康のヒケツ★
週末はよく歩きます。三男坊のヴィエルくん(愛犬)とたくさん遊ぶ(遊ばれているかも?)ことも心の健康につながっています。
全体的な考え方
健康経営を目指した「戦略マップ」
当社では、健康経営推進のゴールとして「社員の幸せ」および「ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献する」を設定し、以下の「戦略マップ」に沿って取り組んでいます。
健康経営で解決したい「経営上の課題」とその実施によって「期待する効果」
従業員のパフォーマンスを向上し、生産性を高め、販売力を高め、財務体質の強化を図ります。
そして、会社の品質向上を推進します。
*当社企業理念=「人々の健康と美につながる価値を提供し、ありがとうの笑顔あふれる地域社会づくりに貢献します」
生産性向上のための指標
従事者の健康状態や生活習慣は労働生産性と密接にかかわっています。
当社では、従事者が健全で働きやすい職場環境の維持向上のために、従事者アンケート等により以下の指標を計測しています。
【アブセンティーズム】*なんらかの病気によって会社を休む状況
傷病を理由とした従業員欠勤日数平均
2020年度123日 → 2021年度138日 → 2022年度114日
【プレゼンティーズム】*出勤はしているものの体調が優れず、生産性が低下している状況
SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)
病気やけががない時に発揮できる仕事の出来を100%とした場合の過去4週間の自身の仕事を評価
2021年度78% → 2022年度77%
【ワークエンゲージメント】*仕事に対して「熱意」「没頭」「活力」の3つが揃い、充実している状況
ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度(9項目)
仕事に対する「熱意」「没頭」「活力」に関する質問の平均点数
2021年度3.2点 → 2022年度3.3点 → 2023年度3.1点
やってきたこと、効果
これまでの取り組み
病気になる前に未然に食い止める! 要精密検査者への受診勧奨は社内理解が進行中!! | |
健康診断後の「要精密検査者」の再検査受診率のKPIは80%に設定しています。
かなり高い数字ですが、本来は100%であるべきと考えています。
そのために、検査や検診を対象とした助成策を実施し、要精密検査者だけでなく「ちょっと気になる」項目も気軽に社員が検査に行けるように取り組んでいます。
経営トップからも社員が集まる際に「受診することの大切さ」について話しがあります。
また、健康経営推進担当者による個別の受診勧奨は年間数回行っています。
これらの取り組みの結果2019年度は35.7%であったところ2022年度は59.7%まで上昇させることができました。
今年度は健康診断を実施してもらっている病院との連携を強め、「労災保険二次健診」の受診勧奨を始めました。
社員同士では「気になるなら、検査に行った方がいいよ!」という声かけも自発的に行われており、「自分の健康は自分で守る」という意識が生まれているようです。
外部EAPとの契約によりメンタルヘルス対策に本気で取り組む! | |
地元の外部EAP機関と契約をし、社員のメンタルヘルスに取り組んでいます。
初年度は専門職(公認心理師・臨床心理士)の指導により「心の健康づくり計画」「心の健康づくり指針」および「メンタルヘルス関連疾患による欠勤、休職、復職の業務フロー」などの作成から始めました。
ストレスチェックは、職業性ストレス簡易調査票(57項目)で実施していたものをワークエンゲイジメントの内容を含んだ新職業性ストレス簡易調査票(80項目)に変更しました。例年通り部門ごとの分析およびフィードバックに取り組んでいきますが、より精度のあがったものになっていくと期待ができます。
また、全社員対象の健康研修会、階層別研修を通じてセルフケア、ラインケアなどの「4つのケア」への取り組みや、「第三者による相談窓口の設置」なども継続して進めています。
社員が心の安全を感じながら働き続けることができるよう、今後も取り組んでいきます。
従事者の健康意識や行動の変化
<定期健康診断および特定検診・特定保健指導>
社員への呼びかけは会議や社員全員に貸与しているスマートフォンにて行っています。(高リスク者には、個別に受診勧奨)
また、定期健康診断や特定保健指導については就業時間内に受診できるよう配慮しています。
◇定期健康診断受診率:2020年度より100%維持!!
(目標:100%維持の継続)
◇特定保健指導対象者受診率:2020年度より初回面談~評価面談まで100%維持!!
(目標:100%維持の継続) *途中服薬開始者は除く
<働き方改革>
勤怠管理のシステム化、時間有給の導入を行いました。
残業時間や有給休暇取得率は毎月社内部門長会議で把握し、長時間労働の是正・有給休暇取得の促進を行っています。
*当社は36協定を結んでいます。
<労働安全衛生>
当社では、業務上バイクを約1,600台、車両は500台所有しているため、部門ごとの定例会議にて「事故予防啓発ムービー」を視聴して、日頃の心がけについて皆で考える場面を設けています。
また、事故防止のためのセミナーを定期的に開催しています。
◇2023年度「安全運転講習会」参加率:90.9%
※8月23日(水)、9月26日(火)の2回に分けて実施。
<メンタルヘルス総合対策>
ストレスチェックは以前より社員全員を対象に実施しています。
2021年度からは次のステップとして、外部EAP機関(㈱ヒューマン・タッチ)と契約し「こころの健康づくり指針」「こころの健康づくり計画」および「メンタルヘルス関連疾患による欠勤、休職、復職の業務フロー」を作成しました。
その他にも厚生労働省の「4つのケア」に基づき、社内研修・ストレスチェックの分析・第三者による相談窓口の設置などを行い、社員のメンタルヘルス対策に取り組んでいます。
◇ストレスチェック受験率:2019年度より100%維持!!
(目標:100%維持の継続)
<健康知識の向上・実践(ヘルスリテラシー)>
継続的な施策や声かけにより、社員の意識が変化してきています。
毎年実施している全社員対象の「健康経営アンケート」では、社員の健康意識の変化がみられています。
当社の健康経営の取り組みによって「自身の健康意識や生活変化を感じている人」および「これから取り組もうとしていることがある人」が年々増加しています。
2022年度からは県内のマラソン大会が再始動しており、社内で参加者を募って参加しています。
また、支社ごとに曜日を決めてラジオ体操を行ったり、15:00には内勤社員を中心に音楽を流してストレッチを行ったりしています。
◇全社員対象の「健康研修会」参加者満足度
Q.内容は日頃の健康づくりや疾病予防に役立つものでしたか。
・2022年7月15日(金)「がんについて」 → はい(96%)・いいえ(4%)
・2022年9月15日(木)「特定保健指導」 → はい(98%)・いいえ(2%)
・2022年11月15日(火)「肩こり・腰痛」 → はい(98%)・いいえ(2%)
・2023年3月15日(水)「ストレス対処①」 → はい(99%)・いいえ(1%)
・2023年5月16日(火)「ストレス対処②」 → はい(92%)・いいえ(8%)
・2023年7月14日(金)「睡眠の質」 → はい(96%)・いいえ(4%)
<その他の活動>
当社のステークホルダーや、サプライチェーンとの共存共栄を推進しています。
◇ヤクルトレディ(YL)、コスメティックヤクルトレディ(CYL)、専任エステティシャンを対象に健康診断を実施
当社最大の取引先であるYL/CYL/専任エステティシャンの方約400人に、健康診断を受診して頂きました。
自身の健康を振り返る機会にして頂けたようです。
今後も規模を拡大して実施していきます。
※YL/CYL/専任エステティシャンは当社が業務を委託している個人事業主です。
Q.健康診断を受診していかがでしたか? →「良かった」と回答したYL等は92.2%
◇パートナーシップ構築宣言に登録
「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆さまとの連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを、「発注者」側の立場から企業の代表者の名前で宣言するものです。(パートナーシップ構築宣言ポータルサイトより引用)
◇千葉県「令和4年度健康な職場づくりセミナー」で職場の健康づくり取組紹介
YouTubeにて令和5年1月に事業所経営者、保健部門担当者、医療保険者、市町村・保健所職員などを限定して配信されました。
◇千葉県「健康な職場づくり取組事例集【令和3年度版】」に掲載
県内の数ある企業の中から【健康な職場づくり】に取り組んでいる会社の1つとして紹介して頂きました。
◇千葉県「“社員いきいき!元気な会社”宣言企業」に登録
仕事と生活の両立支援や誰もが働きやすい職場環境づくりに取り組む会社として、千葉県に登録しています。
その他の取り組みについて